騒動の渦中にいる阪神守屋功輝投手が、20年の初実戦で1回1安打無失点と安定したマウンドさばきを見せた。9回に登板。2死から7番平沼に中前打を許したが、続く万波を133キロスライダーで空振り三振に斬った。「真っすぐはもっと質が上がってくると思います。打たれたのは投げミス。真っすぐが上がれば、変化球も上がる」。昨季自己最多の57試合に登板し、今季も活躍が期待される右腕は冷静に自己分析した。

キャンプイン直前の1月22日、妻への暴力行為で、傷害容疑で書類送検されていたことが判明。週刊誌報道もあって、記者会見で事実関係を否定する騒動となった。この日の試合で守屋の名前がアナウンスされると、宜野座に温かい拍手が起こった。「いろいろあったんですけど、移動するときも温かく頑張れって言ってくださったり、ありがたいです」とファンに感謝していた。