広島佐々岡真司監督(52)が11日、14日から始まる対外試合3連戦で若手先発陣のサバイバルを宣言した。

11日で宮崎・日南キャンプを打ち上げ、1軍本隊は沖縄へ移動した。キャンプ前半戦を振り返った指揮官は「期待していた先発入りを目指す若い選手がなかなか結果を残してくれていないのが残念」と指摘。期待の若手開幕ローテーション候補の遠藤、山口、アドゥワらがシート打撃や紅白戦で精彩を欠いたことに苦言を呈した。

沖縄での2次キャンプでは14日から練習試合3連戦が組まれている。指揮官は「サバイバル。どんどん人数が減ってくる中で、残れるかどうか」と言及。14日ロッテ戦(コザしんきんスタジアム)は遠藤、15日阪神戦(かりゆしボールパーク宜野座)はアドゥワ、16日中日戦(北谷)は床田が先発する予定。山口も3連戦のいずれかの試合で長いイニングを投げる予定だ。

練習試合3連戦の位置づけについて指揮官は「生き残りをかけた戦い。当然(降格の対象に)なる」と明かした。「練習試合で投手、野手ももう1度引き締めて、競争意識を含めてやってほしい」。いよいよ開幕1軍への生き残りをかけた戦いのゴングが鳴る。【古財稜明】

 

◆開幕ローテーション候補(背番号順)

九里、大瀬良、森下、野村、薮田、床田、K・ジョンソン、山口、アドゥワ、遠藤