阪神に新加入したジョン・エドワーズ投手(32=インディアンス)が、沖縄・宜野座の1軍キャンプでシート打撃に初登板した。

先頭ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)に四球を出したが、福留は力強い直球で見逃し三振。糸井からは縦に変化するスライダーで空振り三振を奪った。「自分のスライダーは縦に幅がある。ジャイロ回転して落ちていくような。自分の得意球というか、勝負出来る球」。米大リーグ時代も武器とした「ジャイロ回転スライダー」。右のセットアッパー候補は手応えをつかんだ。

視察した中日金子スコアラーは「パワーカーブのような球で空振りを取っていた。質も力強さもいい」。昨季1年目で40ホールドを挙げて退団したジョンソンはパワーカーブを駆使。エドワーズも、それをほうふつさせる宝刀を持っていた。打者5人と対戦し安打性はゼロ。「しっかりいいリズムで投げられた。指から離れていく感覚も良かった」と充実の表情。「8回の男」を目指し、順調に調整を続ける。