DeNAドラフト2位の坂本裕哉投手(22=立命大)が、直球の改善を課題に掲げた。打撃投手として打者2人に計47球、安打性6本。戸柱恭孝捕手からスライダーで空振りを奪う場面もあったが「高めの真っすぐが多かった。一番大事なのはストレート。もっと精度を高めていきたい」と話した。

見守ったラミレス監督も「変化球は悪くなかったけど、ストレートは143キロくらい。もう少しスピードが上げられれば、もっといいかな」。データにも向上の余地は残されており「トラックマンでも回転数がアベレージより少なめ。そういったことも含めて改善してほしい」と要求した。

大学の2年先輩の東が、左肘手術で今季絶望の状況だ。「東さんの分まで頑張っていきたい気持ちはあります」。即戦力左腕が原点の直球を磨き、開幕ローテーション入りを目指す。【鈴木正章】