オリックスのドラフト1位宮城大弥投手(18=興南)が順調なら、今月中旬以降の2軍戦で1イニング限定で実戦デビューすることが5日、分かった。

球団が高卒新人投手らを対象に個々の「育成プログラム」を作成。将来性のある有望な選手の育成、ケガ予防を目的とし、プラン通りならU18日本代表左腕が満を持して初実戦に臨む。

育成を含む高卒新人5投手が2月の宮崎キャンプ中に実戦登板することはなかった。球団関係者は「プロの世界に入って、周りと自分を比べてしまう傾向が多い。焦ることなく、じっくりと体を作ってほしいのが狙い」と説明。ブルペンでは球数を制限するなど、ランニングや体幹トレーニングに重点を置いたメニューを組み、宮城も順調に仕上げてきた。いよいよベールを脱ぐ時が近づいている。