楽天ドラフト2位の黒川史陽内野手(18)が有言実行の適時打を放った。

2点を追う7回2死一、三塁。巨人3番手古川の内角145キロの初球を迷いなく振り切り、右翼への鋭い適時二塁打となった。「1打席1スイングで決めることを大事にしている。実戦でできてよかった」と2月22日DeNA戦以来13打席ぶりの安打を喜んだ。

12日には教育リーグのロッテ戦に出場し5打数2安打1打点。1軍では途中出場で1、2打席となることが多かったが「5打席立たせてもらって、打てる球をミスしてしまう悪いところが明確に分かった。その映像を何回も見て迷いなく打席に立てた」と経験を生かした。

2月の春季キャンプ初日から1軍に残り続ける18歳は「先輩からたくさん学ばせてもらってることがある。自分が何かしたというよりも、周りの方にたくさん教えてもらうことがたくさんあって残れていると思う。感謝の気持ちを持ってやっていきたいと思います」と謙虚に締めた。