今季の日本シリーズを出場球団にかかわらず、ドーム球場で開催するプランが浮上していることが17日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で20日予定だったシーズン開幕が延期。日本野球機構(NPB)が4月中の新たな開幕日を検討しているが、日程確保のために11月7日からの日本シリーズを同21日にずらすことが有力。すでにイベントが入っている球場もあり、11月末までにシーズンを終えるには、天候に左右されないドーム開催で固定する案が出ているという。

東京ドームは同22日から都市対抗野球、ナゴヤドームも同28、29日とコンサートが入り、すべてのドーム球場が使用できるわけではない。また本拠地球場を確保できる球団はそこで開催し、できない場合は別球場で実施する案もある。

最短の開幕は4月10日。この日の12球団の営業担当者会議では10、14、17、21、24、28日の6パターンで想定し、日程を組んだ。ダブルヘッダーは行わずに消化できるが、五輪直後で空いていた8月11~13日は1カード入る見込み。だが感染状況なども含めて、現状では10日実施は厳しい情勢とする球団が多い。次に有力な同17日だとCSの各ステージの試合数が短縮されることが決定的だ。