西武ドラフト2位左腕・浜屋将太投手(21=三菱日立PS横浜)が“開幕投手”に急きょ抜てきされた。

ニールが体調不良のため別メニューが続いており、ルーキーながら20日の練習試合初戦(対日本ハム、メットライフドーム)で先発する。延期にならなければ、4年ぶりに本拠地での開幕となった試合。前日練習を終えた浜屋は「いいチャンスが回ってきたので、モノにできるようにしたい。先発が一番やりたい」と貪欲に気持ちを高めた。ちなみに70周年を迎える球団史上、新人の開幕投手は1人もいない。

オープン戦では中継ぎで3試合投げ、被安打は5、2、0と尻上がりに結果を残し舞い込んできた先発テスト。右腕ばかりが並ぶ先発投手陣の中で貴重な左腕は、80球をメドに投げる。日本ハム4番中田翔の打席では「外だけだと、踏み込まれる。しっかりと内を突いて外にも投げたい」と、物おじせずにショータイムの主役を張る。