阪神藤浪晋太郎投手(25)が22日、ロッテ鳥谷からの「挑戦状」に感謝し1軍での対決を望んだ。

前日21日に毎日放送の情報番組「せやねん!」にVTR出演した鳥谷が対戦したい投手に「やっぱり藤浪」と挙げ「思い切って一発ぶつけられるくらい」と発言。インタビューした元阪神狩野恵輔氏から録画を勧められ、藤浪もしっかり鳥谷の言葉を受け取った。「ありがたいですね。阪神の時から気に掛けてくださっている。対戦させてもらえるように、しっかり1軍に入れるようにやっていきたい」と目を輝かせた。

藤浪によると、鳥谷とは1年目のシート打撃で対戦したという。真剣勝負の場は、現時点で5月26日から予定される交流戦のロッテ3連戦(甲子園)や日本シリーズとなる。打者鳥谷については「やっぱり選球眼。特に自分みたいなタイプは、ボール球を振らせて、振らせてというタイプなので。苦手な部類の打者。ゾーンに入ってきた球はしっかり逃さない」と分析した。この日は甲子園でキャッチボールなどで調整した。鳥谷の熱い思いが、藤浪の今季復活へ背中を後押ししてくれた。【石橋隆雄】