日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長が24日、新型コロナウイルスに対する球場の感染予防態勢の準備状況について説明した。

現状で開幕日は決まっていない中で、無観客での開幕は決定的。観客が入場した際のアルコール消毒などに対し「分量としては数カ月間というのは無理。球団によって違うが、最初のホームゲームの例えば10試合程度は確保できている。なおかつ今後、さらに追加で入手できる見込みが立っている」と話した。23日の対策連絡会議でも専門家から「物的準備もしっかりされている」と評価されていた。

感染率に地域差があり、移動のリスクを指摘されている中で、12球団内には日程の組み替えで移動を減らせるのではとの声も出ている。23日の代表者会議では協議されていないとした上で「今の基本となっている日程で、どのようにリスクを下げていくかが、これからの課題」と話した。