中日ドラフト5位の岡林勇希外野手(18=菰野)が8日、ナゴヤ球場での限定的な自主練習が続く中、守備&走塁技術アップを優先させていることを明かした。とりわけ盗塁に注力。阪神で5度の盗塁王に輝いた赤星憲広氏の現役時代の動画もチェック。自慢の俊足&強肩を生かして赤星2世を目指す。

「日本ハムの西川さんやヤクルトの山田哲人さん。それと赤星さんの動画も参考にさせていただいています。今はインターネットの動画をいろんな角度でみることができる。自分の動画を同じところで一時停止して何が違うのか参考にしています」。入団以来、高い身体能力で評価が高まるルーキーは代表取材に対して赤星氏らの動画チェックしていることを明かした。

その結果、「3歩目までのスピードが違う」とスタートの重要性を痛感。「二塁ベース側に体重を乗せることと左手には力を入れないこと。スタートの瞬間は緊張しない方がいい」とまずはスタートを磨くことに着手した。寮に隣接する屋内練習場で盗塁練習を重ねる岡林は「追いつきたいですし、超えたいとも思っています」と通算381盗塁の赤星氏を目標に掲げた。