ソフトバンクが最短6月19日の開幕を想定し、チーム自主練習の強度を上げていく。

練習休日の14日、工藤監督、森ヘッドコーチ、コンディショニング担当らが今後の練習内容などについて、約2時間のテレビ会議を開催。今日15日から3日間の自主練習は、選手全員に「ユニホーム着用」することを決めた。電話取材に対応した森ヘッドコーチが狙いを説明した。

「(最短)6月19日の開幕を目指す中で、選手もユニホームを着て気持ちを入れて行きましょうということ。まだ全体練習がいつからできるかは決まっていないけども、とにかく開幕に向けてしっかり体をつくっていこうということ」

15日から打撃投手も登板。これまではマシン打撃と選手それぞれが投げ合っての打撃練習だったが、「生きた球」に対応したスイングができることになった。ランニングメニューなどもボリュームアップし、約1カ月先となる「開幕」に向けて練習強度を上げる。森ヘッドコーチは「この3日間はしっかりギアを上げて練習してもらおうということ。全体練習ができるようになって体ができていませんでは、いけないから」と語気を強めた。

19日以降のスケジュールは未定だが、待ちわびる開幕に向け、妥協なき練習に取り組む構え。現在、自主練習は本拠ペイペイドームと福岡・筑後市のファーム施設の2カ所で行われている。全体練習が解禁となれば、リチャードや新人佐藤、柳町など若手選手も1軍練習に呼び寄せ、チーム内競争も図っていく方針だ。