北海道6大学野球リーグを運営する北海道学生連盟は22日、春季リーグの中止を発表した。中止は90年秋のリーグ開始以来、初めて。

同連盟は新型コロナウイルス感染拡大を受け、開幕を当初の4月末から6月20日に延期。さらに全日本大学選手権中止を受け、16日にオンライン理事会を開催していた。北海道では依然、緊急事態宣言が解除されず、今月中に解除されたとしても練習期間が短く、試合方式を変更(1試合制またはトーナメント)し開催しても長距離移動や宿泊を伴うため、選手の健康と安全を最優先した。

代替試合の実施は、緊急事態宣言が解除されて以降、あらためて協議する。8月下旬から予定している秋季リーグは、事態の状況を見ながら感染拡大防止に配慮し実施を目指す。11月の明治神宮大会に向け10月までには札幌6大学との代表決定戦を行うため、開幕を遅らせる場合は試合方式の変更も検討していく。