日本野球機構(NPB)は政府の方針に従い、無観客試合から有観客へと移行する。井原事務局長は26日、政府が示した新型コロナウイルスに対するイベント制限の段階的緩和の方針に「政府からの指針なので、従います。各自治体の理解、了解をいただいた上で取り組んでいく」と話した。開幕が決定した6月19日から無観客で、早ければ7月10日から上限5000人で観客を入れる。感染状況を見極め、8月1日をメドに上限人数は撤廃されるが屋内では収容人数の50%以内は維持される。

今後は政府の専門家会議の分析を参考に入場を決断する。地域によって有観客の可否が異なり、足並みがそろわない可能性もある。「協議はしていないが、可能性が出てきたら12球団で協議すると思う」とした。また広島が21日からの練習で1日最大500人の観客の見学を開始したことに「保健所も立ち会い、先々の有観客での注意点を確認したと報告をいただいた。残り11球団とも情報を共有させていただければ、参考になると思う」と話した。