オリックスのドラフト1位、宮城大弥投手(18=興南)が、紅白戦(京セラドーム大阪)で鮮烈の1軍デビューを飾った。プロ相手の登板自体が初めてだったが、最速148キロを計測した真っすぐを武器に2回を1安打無失点。「最初は緊張してどうなるか分からなかったですが、結果的に抑えられて良かったです」と会心の笑顔を見せた。

緩急も交え、中川、モヤらを堂々と打ち取った。西村監督は「良いとは聞いていたがその通りの投球。高卒ルーキーにして、良いものを持っている。(将来が)楽しみですね」と絶賛した。

本拠地のマウンドも初めてだったが「とても投げやすい。足元の感覚もよかった。良いペースで投げることができました」と好感触。「スライダーがボールになることが多かったので、バッターが振ってくれるようなボールも投げたい」と課題も見据えた。今季の1軍戦力を目指し、アピールと経験を重ねる。【真柴健】