日本野球機構(NPB)とJリーグの第9回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システム)が8日、実施された。会議の合同記者会見でNPB斉藤惇コミッショナーは「開催の決定後に選手から陽性を示すデータが示された。今のところ開催には問題ないと考えている」と6月19日の開幕をあらためて明言した。

また、開幕後の体制についても言及。「事前検査のプランを示してもらった。定期的な検査。試合後、開催後の緊急の検査の必要性、復帰までの基準など詳細の内容だった。検査の態勢などを整える」とした。

専門家チームの東北大・賀来満夫名誉教授、愛知医大・三鴨廣繁教授らが参加した。同教授は先日発表された巨人坂本、大城に陽性反応があったという球団リリースに触れ「微陽性という言葉が出てきた。微陽性という言葉は医学的にはない。どういう表現なのか。ウイルス量として大変、微量だった。(球団と)私との会話の中で出てきた言葉だった。それがプレスリリースの言葉になった」と説明した。開幕後は当面は無観客で開催され、政府からは感染状況次第では7月10日から5000人規模の有観客へと緩和する方針を示されているが「観戦後の対応が大事になってくる」とした。