巨人が開幕戦で阪神に勝利し、プロ野球史上初の球団通算6000勝を達成した。球団初勝利は、36年7月3日大東京戦で畑福俊英、スタルヒンのリレーで10－1で快勝。昭和、平成、令和と時代は移ろいながら、昭和のV9、平成の2度のリーグ3連覇（07～09年、12～14年）など、リーグ37度の優勝を誇る常勝軍団が新たな歴史を刻んだ。
積み重ねた栄光の記録。懐かし写真と共に振り返ります。
- 47年11月、東西対抗戦でベンチの上からカメラを手にする進駐軍の米軍兵とそれを見上げる川上哲治
1勝 36年７月３日 大東京（戸塚）10－１ 畑福俊英 藤本定義
500勝 46年５月12日 阪急（後楽園）１－０ 藤本英雄 藤本英雄
- 球団通算500勝をあげた巨人軍勝利投手の藤本英雄（46年5月12日）
1000勝 52年８月８日 広島（旭川）７－０ 藤本英雄 水原茂
- 球団通算1000勝をあげた巨人軍の藤本英雄（52年8月8日）
1500勝 58年８月10日 大洋（川崎）８－２ 堀内庄 水原円裕
- 巨人の通算1500勝を伝える58年8月11日付け日刊スポーツ
2000勝 65年７月25日 中日（中日）２－１ 宮田征典 川上哲治
- 球団通算2000勝をあげ、笑顔の勝利投手の宮田征典（65年7月25日）
2500勝 71年７月29日 広島（広島）８－５ 山内新一 川上哲治
- 球団通算2500勝をあげた巨人山内新一（71年7月29日）
3000勝 79年４月９日 中日（後楽園）８－２ 堀内恒夫 長嶋茂雄
- 球団通算3000勝をあげた巨人ナイン（79年4月9日）
- 球団通算3000勝をあげ、笑顔の堀内恒夫（79年4月9日）
- 球団通算3000勝をあげた巨人軍を祝う掲示板
3500勝 86年８月２日 広島（広島）２－０ 加藤初 王貞治
- 球団通算3500勝をあげた巨人軍の加藤初（86年8月2日）
4000勝 93年５月30日 中日（東京ドーム）４－３ 桑田真澄 長嶋茂雄
- 巨人通算4000勝の勝利投手となった桑田真澄（93年5月30日）
- サヨナラ勝ちで球団通算4000勝をあげ、喜ぶ巨人ナイン（93年5月30日）
- 巨人通算4000勝を決めたサヨナラ打の吉村禎章（93年5月30日）
4500勝 00年６月３日 中日（ナゴヤドーム）11－４ 上原浩治 長嶋茂雄
- 本塁打を放った巨人江藤智（00年6月3日）
- 巨人4500勝の勝利投手となった上原浩治は、打球を受け、チームメートにおんぶされ途中降板する（00年6月3日）
5000勝 07年５月２日 中日（ナゴヤドーム）５－３ 林昌範 原辰徳
- 中日に勝利しチーム5000勝をあげた原辰徳監督（左）は、上原浩治からウイニングボールを受け取る（07年5月2日）
- 高橋由伸は延長11回、左中間突破のダメ押し適時二塁打を放つ。投手岩瀬仁紀（07年5月2日）
5500勝 13年５月25日 オリックス（東京ドーム）３－２ 山口鉄也 原辰徳
- サヨナラの中前打を放ち、ナインから追いかけられる巨人亀井（手前右）はオリックス駿太と激突（13年5月25日）
- サヨナラ2点中前適時打の亀井（右）は長野から水を掛けられる（13年5月25日）
6000勝 20年６月19日 阪神（東京ドーム）３－２ 菅野智之 原辰徳
- 巨人対阪神 7回裏巨人1死二塁、原監督（左）は右越え2点本塁打を放った吉川尚を笑顔で出迎える（撮影・加藤哉）
※データは、左から順に勝利、年月日、相手（球場）、スコア、勝利投手、監督
