阪神ドラフト2位の井上広大内野手が、先制決勝の2号3ランを放った。3回1死一、三塁で迎えた第2打席、村西の145キロツーシームをとらえると打球は左翼ネットへ一直線。「島田さんが(一塁)ランナーでバッテリーの気を引いてくれた。そういう時は真っすぐ系が来ることが多いといつも教えられているので、真っすぐを張っていた」と読み通りの1発に会心だ。先発藤浪を援護し、プロの実戦では8本目のアーチを決めた。

打った瞬間に分かる特大の当たりに、平田2軍監督も「久しぶりにあんな飛んだホームラン見たよ。目の覚めるようなね、梅雨空を吹き飛ばすような!」と笑顔だった。10打点はリーグトップ。「4番はランナーがいるときに回ってくることが多い。これからもしっかり自分の仕事をしたい」。18歳の4番は満足せず引き締めた。