阪神が劇的な逆転勝利を飾り、最下位を脱出した。けん引したのは、現役最年長の阪神福留孝介外野手(43)だった。2点を追う6回に代打で登場し、同点の2点二塁打。再び同点で迎えた8回は1号決勝2ランを放った。チームは4カード連続勝ち越し。試合後の矢野燿大監督(51)の主なコメントは以下の通り。

 

-もつれた展開で逆転勝ちし

いやもう、うれしいです。叫びたいくらいうれしいです。

-叫びたいとは

わーっ! って言いたいです。

-福留が大活躍

本当にね。代打でいって同点タイムリー、最後も決勝ホームラン。孝介もスタメンからちょっと外れて悔しい思いをしていますし、球場にも一番に来て体を動かしてランニングをしたり、2軍の試合にも自分から行くと言って。そういう本当のプロの気持ち、背中を見せてくれる。そういう選手がいてくれるのはチーム全体に(とっていい)。きょうはミスもあったのでね、そういうところも払ってくれて、孝介がやってくれたってのはうれしいです。

-中堅も守った

もう孝介は経験もありますし、年齢は重ねましたけど、ポジションはどこでもできる。そういうところで、孝介で勝負しようと。うまいから、そういうのも想像しながらこっちも準備していたので、心配なく。

-サンズも貴重な本塁打

そうですね。昨日とよく似た試合で、追いついて流れが来そうなところで、また1点取られてというところで、サンズが追い付いてくれたので。そういうところではホームランがいい形で出たってのは、チーム全体にもいい影響を与えたと思います。

-中田の投球は

状態自体はいいかなと見えましたし、ボールも良かったけど、ただ四球がちょっともったいなかったという感じはありますけど。あのボールならもっといい投球できそうな、そういう感じに見えました。

-中継ぎで小川も好投

久しぶりの登板でしたけど、途中から行くというね。すごく難しいんですけど、しっかり打ち取って帰ってきてくれたというのは大きいです。まだ経験は少ない選手なんで、どんどんそういう場で経験を積んでチームの力になってほしいと思います。

-甲子園でチームは好調

野球ができない時期、無観客、そしてお客さんも入ってもらって、甲子園で野球ができるというのは当たり前じゃないんでね。それは選手と感じながらファンの人が入ってもらって後押ししてもらっているんでね。やっぱり甲子園で野球ができるのはいいなと思います。

-明日は青柳

今日の勝ちが明日につながると思うんでね。全員で勝ちにいきます。