巨人は終盤の粘りも届かず、ヤクルトにサヨナラ負けを喫した。

6回から3イニング連続で1点ずつ入れ、迎えた9回。無死一、三塁から、代打の陽岱鋼が同点の犠飛。9回には前日に2回を投げた中川を投入したが、1死満塁から川端にサヨナラ打を浴びた。原監督は終盤の粘りを評価しながら「マークしてるけど、青木1人にやられてるね」と巨人戦で打率4割5分5厘、3本塁打9打点の青木対策を敗因に挙げた。

予期せぬアクシデントもチーム力でカバーした。先発を回避したサンチェスの代役を務めた沢村は、昨年9月14日広島戦(東京ドーム)以来の先発マウンドで4回途中2失点とゲームメーク。リリーフ陣の必死の継投で接戦に持ち込んだが、亀井の失策を含む守備の乱れが響いた。ヤクルト戦は引き分けを挟み3連敗で、通算でも2勝4敗1分けと唯一の負け越し。バッテリーを中心とした青木封じが急務だ。

 

巨人沢村(急きょ先発し4回途中2失点)「急に言われたので緊張する暇もなかった。試合の中でピッチングのめりはりをつけることが出来ればよかったと思う。ただ、試合を壊さず流れを作れたことは良かったと思います」