第12回「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システムにて実施)が27日、行われた。会議後の合同会見は日本野球機構(NPB)斉藤惇コミッショナー、専門家チームの東北大・賀来満夫氏、愛知医科大・三鴨広繁氏、東邦大・舘田一博氏らが出席した。

プロ野球の屋外球場での開催で、降雨時に観客がコンコースに密集することが問題視された。賀来満夫氏は「観客の行動を注視している。ハイタッチ、ハグをしてる光景を見受ける。だんだん興奮して、アルコールも入ってくれば大きな声が出る。行動も人と人が近づきすぎることもある。各球場がお客さんの行動を観察していくことが重要。しっかりと観客への啓発をもう1度しっかりとしていく必要があると思います」。三鴨廣繁氏は「雨天時の対応は考えないといけないと強く思った。どうしても雨を避けるためにコンコースに集まる。仕方ないが、対応としては、入り口のチケットを拝見する方たちにお願いして、球場(スタンド)の外にいく人数を制限しないとコンコースの3密は回避できないのではないかと思う」。舘田一博氏は「ほとんどの人がマスクをしている。マスクをすることの重要性を皆さんが認識している。雨、サヨナラの場面はそれが緩むときが出てくるかもしれないが、1人1人がリスクを理解している中で、どこまでが許されて、許容されるのかをかんがえていかなければいけない」と話した。