山田哲の代役として、二塁手で今季4試合目のスタメン出場を果たしたヤクルト宮本丈内野手(25)が、プロ初本塁打を放った。

7点を追いかける2回。攻撃に入る前に宮出ヘッドコーチを中心にベンチ前で円陣を組んだ。

村上、山崎が連続安打でチャンスを作った。1死二、三塁とし、宮本は阪神の先発秋山の2球目、甘く入った126キロのカットボールを豪快に右翼ポール際へ運んだ。プロ3年目での初本塁打はチームに勢いを与える3ラン。「1点ずつ返す気持ちで、コンパクトに強い打球を心掛けました。まだまだ諦めず、集中して次の打席に立ちたいです」とコメントした。

2回の攻撃終了後には、真っ先にグラウンドに飛び出した。一塁側スタンドを中心にヤクルトファンから大きな拍手を送られた。左翼手の定位置へ向かうキャプテン青木があいさつをうながすと、慌てて帽子を取り、スタンドへ深々と頭を下げる初々しいシーンもあった。