阪神の新外国人ジェリー・サンズ内野手(32=韓国キウム)が球界史上初の新外国人アベック満塁本塁打を達成した。6点リードの4回2死満塁。左腕坂本の外角球をとらえると、右翼ポール際にライナーでオーバーフェンス。今季6発目のアーチは来日初の満塁弾。2回のボーアに続いて1試合2発目のグランドスラムだ。「前の打者たちが良い仕事をしてくれてチャンスを作ってくれたから、良い球を待ってしっかりたたこうと思っていた。最高の仕事ができたし、ボーアとそろって満塁ホームランを打つことができるなんて信じられないし、とても興奮しているよ」と話した。助っ人勢の大活躍で、阪神が今季最多の13得点まで積み上げている。

阪神の1試合2満塁本塁打は10年5月7日広島戦の城島、マートン以来、3度目。外国人による1試合2満塁本塁打は78年4月20日中日戦で広島ギャレット、ライトルが達成したが、1年目助っ人による1戦2発はNPB史上初の快挙だ。