オリックスが西武に敗れ、今季ワーストを更新する借金15となった。

先発山本由伸投手(22)は7回4安打1失点(自責0)。相手先発全員から三振を奪うなど計12三振の好投も、2番手ヒギンスが打たれて、勝つことはできなかった。

「今日はピンチの場面でも粘り強く投げることが出来たと思います。先頭打者を出してしまったり、(5回の)ベースカバーの部分など反省するべきところはありますが、なんとか最少失点で切り抜けられたところはよかったと思います」

5回無死二塁の場面で8番スパンジェンバーグを一ゴロに打ち取ったが、一塁手ロドリゲスと連係が取れず、失点してしまった場面を悔やんだ(記録は一失)。

西村監督は「今まで何回かと違うモノを出してくれましたね。あそこ(5回)のエラーがちょっともったいなかったかなというね」と神妙な表情で話した。7回103球での降板には「(球数も考えて)あそこまでかなという感じですね」と説明した。

打線は2回のT-岡田が放った適時打二塁打の1得点止まり。指揮官は「チャンスは作るんだけれども、そこであと1本というところ。2回も、あそこ(T-岡田がタイムリーを放ち、無死二塁)で点を取っていかないといけないですよね。最低、あそこ(2回)はもう1点。1点止まりになったんで…」と打線に注文を出した。

6、7、8、9回は得点圏に走者を置くも無得点。「そこで、どうやって1本を出していくかというところですね。チャンスは作るんだけれども、というところですね」と嘆いた。

スタメン落ちしたジョーンズはベンチ入りしていたが、最後まで試合に出ることがなく欠場。西村監督は「そこはいろいろというところですね」と話した。