来日初先発したヤクルトのマット・クック投手は、4回を70球、6失点で降板した。「日本初登板を楽しみにしていた。立ち上がり自分のコントロールミスで先制されてしまい、その後、修正しようとしたが、立て直すことが出来ずに良いリズムがつくれなかった」と悔しさをにじませた。

初回2死から連続四死球を与え、阪神大山に高めに浮いた直球を3ランとされ先制点を献上。打たせて取る投球で2、3回は抑えたが、4回に下位打線から4連打を許し、3点を失って降板した。

上半身のコンディション不良のため、2軍調整の期間が長かった期待の新戦力。イースタン・リーグでは7試合に登板し防御率2・77と安定していた。高津監督は「ちょっと出遅れたけど、期するものがあるだろうし、期待している。ケガもしたが、よく我慢してゲームで投げられるところまで来たと思う」と話していたが、期待に応えられなかった。