首位ロッテの意地を、ルーキー佐藤都志也捕手(22)が示した。

0-2の7回2死二、三塁で代打で登場。強い目でソフトバンク板東と向き合うと、初球の直球から強く振っていった。

ファウルが2球、ボールを挟んで、またファウル。「追い込まれたので、そこからはコンパクトに振ろうと思っていました」。5球目を中前へ運び、2者が生還。一時同点の適時打となった。

ドラフト2位で東洋大から入団。ここまで出場した23試合のうち、スタメン出場は1試合のみだが、代打では3打席連続出塁と好調。今季6安打で5打点をたたき出している。

勝負どころでの代打に抜てきした井口監督も「いい状態ですし、チャンスで結果を出してくれた」とあらためて評価。敗れはしたものの、若手の経験値が増すことはチームにとってプラス。4番安田や俊足の和田が目立つ中で、佐藤も着実に存在感を高めている。