ソフトバンクや大リーグでプレーし、昨季は台湾プロ野球・味全の選手兼コーチだった川崎宗則氏(39)が24日、BC・栃木の練習に参加した。

今季は無所属。それまで自主練習を行っていた。「なかなか練習する所もなくて、公園でイメージトレーニングをしてた。ボールを捕る、空気イメージトレーニング。ダンスみたいな感じでやっていたので、周りから見たら変な人だった。通報されなくてよかった」と笑った。球団から誘いがあり、27日までの4日間の「夏期講習」が実現した。

この日は、打撃練習とノックを行い、笑顔を見せながら、栃木の若手選手たちと共に汗を流した。「貪欲に聞いてきてくれた。僕にできることがあれば全力でやりたいです」とアドバイスも惜しまなかった。

目標は現役復帰だが「NPBは考えていない」と断言。今後は独立リーグや台湾でのプレーを考えていく。栃木入りも「選択肢はある。4日間で決められたら決めたい。ギョーザがおいしくなかったら考えます」と報道陣を笑わせた。

18年3月には自律神経の病気でソフトバンクを退団したが、今でも全快はしていない。「みなさんが腰痛を持っているのと同じ。これからも付き合っていくというか万全ではない。でも野球をやりたいという思いでやっています」。ムネリンが帰って来る日も近い。