右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折から復活を目指す阪神糸原健斗内野手(27)が、4日巨人戦(甲子園)から1軍復帰することが決まった。矢野監督が3日ヤクルト戦の試合後、明かした。

糸原はこの日、ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に「2番二塁」でスタメン出場。守備では軽快な動きを見せ、5打席に立って1安打。復帰後初のフル出場を果たした。

7月22日の1軍戦で負傷し、同28日に患部を手術。約1カ月、地道にリハビリを続け、9月1日の同リーグ広島戦で41日ぶりに実戦復帰。矢野監督も視察に訪れる中で、2打数1安打と元気な姿を見せた。2日の同カードでフル出場予定だったが、2回途中で降雨ノーゲーム。記録には残らないが初回に二塁への内野安打を放っており、復帰3戦で“3試合連続安打”と打撃も問題ない。

矢野監督はヤクルト戦後、糸原について「振った後のケガした部分は影響ないということなので、明日上げようと思います」と、昇格を明言。チームは4日から首位巨人との4連戦に臨む。頼れるキャプテンが、勝負の時に帰ってきた。