阪神が先発秋山拓巳投手(29)の好投で3連勝に延ばし、今季最多タイの貯金3とした。1回、大山悠輔内野手(25)の18号先制3ランが効果的で、秋山は8回途中1失点で、今季5勝目を挙げた。

矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-秋山は気迫が感じられた。

いや、もう本当に。気持ちも全面に出て、その中でもアキらしく丁寧に、できることをしっかりやって長いイニング投げてくれた本当にナイスピッチングでした。

-序盤から四球もなく、先頭も出さなかった

もともと四球が少ない投手ですしね。点を取った後、テンポよくすいすいといってくれたので、こっちに流れがきたと思います。

-8回は仕方ない

そうですね。もちろんアキにも勝たせてやりたいし、チームとして勝つこと考えても、あそこで代えるという決断をしました。

-リリーフもよく抑えた

そうですね。嫌な場面だったんですけどね、ガンケルがダブルプレー取ってくれた。タイムリーは打たれましたけど、先頭打者をあのような形で取ってくれて、本当に流れが止められてと思うので。すばらしいピッチングでした。

-秋山は好投が続いている

そうですね。投げる試合でゲームをしっかり作り、そして丁寧に、気持ちも前面に出して投げてくれてます。

-前日11日の試合後に奮起を促した大山が3ラン

初回の一番いい場面で、ホームランという形で打ってくれたので。悠輔にはああいう場面で打つバッター、そしてもっともっと打てるバッターだと思うので、これからもランナーを置いた時にこそね、返せるというバッティングをしてもらいたいです。

-追加点は課題か

そうですね。そういう試合がちょっと続いているんで。チームとしても何とか、得点圏に走者が進んでいるんですけどあと1本というのが出ていないので。何とかあと1点、あと1点というのを取っていきたいですね。

-近本、梅野がチャンスメーク

梅野はもともとバントがうまいですし、他の作戦もできる選手。やっぱりチカが出ると相手にとってすごく嫌な状況になるので。まずはチカが出てというのがウチの野球かなと思います。

-梅野の3犠打は初球

そうですね。そこが本当に素晴らしいと思います。ファウル、ファウルで決めるんじゃなくて、一発で決めて流れがこっちに来た状態で攻められるというのは。流れがこっちにある状態で攻められるので素晴らしいバントでした。

-明日は藤浪。

晋太郎には思い切ってどんどん向かっていけばいい。小さい投球をすることなくいってくれたらいい。あとは打線が今日以上にどんどん援護してあげて、チームとして勝ってジャイアンツ戦にいけるように全力で戦います。

-秋山は球速が出なくも抑える

やっぱりキレというか、アキの持ち味やし。さっきも言ったけど丁寧さっていうね。カーブを要所でうまく使えていたし、リュウ(梅野)のリードももちろんあったと思うし。そういうタイプのピッチャーなんで。

-球数考えたら最後までという選択肢は

ありがちやな、そういうのな。さっきも言ったように、俺は勝つことが一番、優先だから。それでひっくり返されたらアキの勝ちもないわけだからさ。心のどこかで完封させてやりたいという気持ちももちろん持っているけど、何を一番優先させるかというと、俺の選択は勝ちだから。外から見ている人は球数だけで判断する人もいれば、いろいろあって当然だと思うし。だけど、俺は一番そこを判断してやっているんで。それがアキのためになると思っているんで。

-そういう意味でガンケルのゲッツーは大きかった

めちゃくちゃでかいよね。まあ、あの1つのアウトだけだと長野、その先の鈴木誠まで回ることも考えられる状況の中で、1人目のバッターをダブルプレーっていうのは価値があったと思うし、ガンケル自身はね、菊池も抑えてっていうのがあったにしろそこが一番、後半の流れの中では一番大きかったかな。

-この打線で大山、サンズが打てば得点につながる

だから1人だけでってどうしても、得点は、昨日も言ったけど多くないんで。やっぱり大山、ボーアまで続くっていうそこからの流れがないと大量得点にはなりにくいんでね。相手ももちろん、それは考えてくるわけだから、もちろん後ろを打つバッターっていうのは大事になって来るわけだし、1点じゃなく複数得点取るっていう意味でも、この打順っていうのは(後ろを打つバッターが)キーになる。間違いない。

-ボーアの状態は悪くない

どうかな。好きなように判断してもらって。