阪神ドラフト1位の西純矢投手(19)が、公式戦約1カ月半ぶりの先発で5回4安打1失点と好投した。

立ち上がりの1回は、2安打と四球で1死満塁のピンチを背負ったが、5番中村奨を遊ゴロ併殺で切り抜けた。2~4回は無安打で落ち着いた投球を見せた。

5回は先頭の7番小園に中前打を許し、その後、2死三塁とされ、1番宇草に右前適時打を許した。2死一塁となり、2番羽月の打席では一塁走者の宇草をけん制で刺し、マウンドを降りた。与四球も2個で制球も安定していた。

西純の公式戦先発は8月9日の同リーグ広島戦(由宇)以来、約1カ月半ぶりでプロ4度目。8月中旬以降は投球フォーム修正のために実戦から遠ざかり、9月は中継ぎでの登板が2度あった。将来のエース候補が、久々の先発マウンドで躍動した。