伏し目がちに、今季2度目の先発マウンドを後にした。日本ハム吉田輝星投手は、2回途中を5安打4失点でノックアウト。「指のかみ(ボールへの指の掛かり具合)が全然、良くなかった。修正しきれなかった」。持ち味の直球は、いつもの伸びを欠いた。

出番は、試合開始から1時間もたたずに終わってしまった。1回無死一、三塁で、安達の打球が左すねに直撃するアクシデント(強襲安打)もあったが、先頭から4連続長短打を浴びるなど、いきなり3失点。「真っすぐを意識させて、変化球を織り交ぜて投げるイメージだったが、うまくペースをつかめませんでした」と、悔しがった。

今季は2度の先発で未勝利。ただ、2度とも味方打線が追いつき、黒星は付いていない。「足りないところも、他の人にないものも、プロに入って分かった」という19歳。高い壁を乗り越えるべく、再び研さんを積む。

▼日本ハム栗山監督(今季ワーストの20被安打など、3カードぶり負け越しで5位転落)「まだ、まだいけると思っているので。ちゃんとしっかりできることをやって、火曜日からやっていくしかないので」