右腹斜筋の筋挫傷でリハビリ中の阪神梅野隆太郎捕手(29)が、29日中日戦(甲子園)から始まる13連戦中に1軍復帰する方向となった。18日に出場選手登録を抹消され、その後は順調に段階を上げてきた。

矢野監督は「予定通りに行くのはそんなに簡単なことじゃないけど、順調に来ているというのはね。あとは実戦をやってどうかというのが、またもう一段階上のステージなんで。それで何もないというのが一番」。当初は出場予定がなかったが、2軍戦を経て万全の状態で1軍合流する見込みとなった。問題がなければ、13連戦の早い段階で1軍の舞台に戻ることになりそうだ。

17日巨人戦(東京ドーム)で右脇腹の張りを訴え途中交代し、翌18日に抹消。矢野監督は「もっと悪くなったらシーズン終わるような感じになることも考えられたんで。俺もそういってリュウ(梅野)に我慢した方がいいんちゃうかと俺自身が伝えたし」とその時の状況を説明。今季終盤の戦力になってもらうための措置だった。24日にゴロ捕球を再開した際、梅野は「早く上がって活躍したい、チームに貢献していきたい」と意気込んでいた。福留、糸原ら主力選手を欠く状況。強打の扇の要が帰ってくれば心強い。【磯綾乃】