巨人が対阪神9年連続の勝ち越しを決め、優勝マジック19とした。

原辰徳監督は「相手の先発ピッチャーも非常に良くて、先取点を取れて守りの部分でいいところが出たと思いますね。2点目も(吉川)尚輝のホームランも非常に良かったんですけど、いいところで守れた」と評価。ただ9回に4失点して3点差に迫られる展開に「しかし9回は締まりの悪いゲームになったなというところですね」と指摘した。

2点リードの5回は大城に9号3ランが飛び出した。「このところ少し本人もストレスたまっている状態で。一生懸命やっているんですけど結果がいい所で出たということで、本人にとってもチームにとっても大きい一打でした」と言った。6回途中無失点で2勝目を挙げた先発の畠については「間違いなく階段は上がってくれています。150キロを超える真っすぐも変化球も。ただもう少し3-2カウントにせずに、何て言うんでしょう、勝負していくっていうんでしょうか。課題はあると思いますけど間違いなく1つ階段は上ってくれたと思います」と評価した。

9年連続で阪神に勝ち越した点を問われると「いつもギリギリの勝負の中でやっている。だいたい五分ぐらいという中でちょっと上回れたのかなという部分。これから試合もありますから。タイガースとはいつも接戦の中で勝負をしているという印象しか僕の中にはないです」と引き締めた。