巨人は8回に5点を失い、2点差に迫られながら逃げ切り、優勝マジック14とした。

岡本の25号2ラン、丸の21号2ランと4回までに9点を奪う圧勝ムードの展開だったが、終盤に追い上げられ、原辰徳監督は渋い表情を浮かべた。

「まあしかし野球というのはね、9イニングという部分の中で相手も非常にしぶとい攻めをしてこられた。厳しい、最後は厳しい展開となった。野球というのは非常に難しい、まあ逆に言うならば面白いスポーツであるということですね」

6回2失点で7勝目を挙げた先発サンチェスについては「今日は安定感ありましたね。球持ちもよく、まあメカニックという部分でも非常に良かったんではないでしょうか。ストライクを取ることに全く一生懸命にならずにね、自分の投球をできたというのは非常に良かったと思います」と評価。調子を上げてきた要因には「日本の生活というか日本の野球にもね、慣れてきて。本来の力が出てきているという風に見ています」と分析した。

9連戦を終え「今年は最初からそういう日程でね、間髪つけずに一気に行くくらいの気持ちでいます。そこは全く準備は出来ております」と言った。