阪神秋山拓巳投手(29)が今季2度目の完投勝利で、2戦連続でチームのV逸を阻止した。

9回2死一塁で、5番丸に右中間へ2ランを浴びて完封は逃したが、7月28日ヤクルト戦(神宮)以来3カ月ぶりの完投。今季9勝目とし、3年ぶりの2桁勝利に大手をかけた。

打線も大山が27打席ぶりに適時打。新型コロナウイルス感染から回復した陽川も特大の5号2ランを放つなど、得点を重ねた。

今季最後の東京ドームを2勝1敗で終え、敵地では今季初の勝ち越し。19年7月26~28日以来、約1年半ぶりに勝ち越した。試合後、矢野監督は「(今季は)ちょっといい思い出が少なかったですけど、最後なんとか2つ勝って東京ドームを終われたのはよかったと思います。ここまできたら一戦一戦その試合を全力で勝つっていうのをしっかりチーム全体としてやっていきます」と気を引き締めた。