今年も「一本釣り」で大物を引き当てた。DeNAは1位で最速153キロの即戦力右腕、明大・入江大生投手（22＝作新学院）を単独指名。交渉権を確定させた瞬間、吉田顧問兼球団代表補佐は笑顔を見せた。

今年は大学、社会人に好投手が多く、選択肢は多かった。最終決断については「昨日から三原代表とも相談して、決めたのは今日です」と明かした。入江を選んだ理由については「右では一番いいピッチャーが入江くんということ。チーム事情として、東くん、今永くんが故障して、ちょっと来年の心配もあるので。にかく先発で使える即戦力の投手ということで選ばせて頂きました」と説明した。

入江に対しては「角度もありますし、球も速いし、変化球のコントールもいい。即戦力としてね、DeNAベイスターズの戦力になって頂きたいなと思っております」と最大級の評価。早くも来季の先発ローテーション入りについて問われると「当然それだけの力があると思います。楽しみにしています」と期待を込めた。

明大からは昨年3位の伊勢大夢に続く指名。「明治大学からは佐野（恵太）くん、木塚コーチとか、去年も伊勢君が入りましたし。やりやすいチームだと思いますよ」と話した。