阪神は26日、都内のホテルで行われたプロ野球のドラフト会議で矢野燿大監督がドラフト1位で近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)を引き当て、2位でJR東日本・伊藤将司投手(国際武道大)を指名するなど計9人と交渉権を確定させた。

指名した選手は以下の通り。

1位 佐藤輝明内野手(近大)

2位 伊藤将司投手(JR東日本)

3位 佐藤蓮投手(上武大)

4位 栄枝裕貴捕手(立命館大)

5位 村上頌樹投手(東洋大)

6位 中野拓夢内野手(三菱自動車岡崎)

7位 高寺望夢内野手(上田西)

8位 石井大智投手(BC高知)

育成1位 岩田将貴投手(九産大)

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<矢野監督のコメント>

▽(2位伊藤について)「もちろん先発としてやってくれる期待もしている。1年目からローテーションを争うところに来てほしいなという期待の投手」

▽(3位佐藤について)「ダブル佐藤になったやん。体格も似ているのよ。2人ともデカい。すごいポテンシャルを感じる。変化球もうまく投げている。本当にほしい投手だった。これまたスケールが大きい。ダブル佐藤でデカいと思う」

▽(4位栄枝について)「総合力を持ち合わせている選手。捕手はまず守りが大事になってくるけど、そういう部分でもしっかりしたモノがある。(チーム内の)競争をより高められる」

▽(5位村上について)「最後ケガして評価分かれたと思うけど、すごくピッチングができる投手(だと思う)。遅いカーブも投げられるし、コーナーにもしっかり投げられる。淡路出身。近本も淡路やし、明石海峡大橋を越えてまた、淡路からたくさん(ファンが)来てくれたらいい。勝ち運も持っている投手」

▽(6位中野について)「総合力がある。足も守備も打撃も。(プロに)入って、すぐに競争に入れるぐらいの能力だと思う。後(試合途中)から出て、というよりはスタメンで使えるくらいの競争能力は持ち合わせているのかな、というところで。引っ張る打撃もできる」

▽(7位高寺について)「将来性はもちろん期待しているし、センス、能力は高い。いい意味で鍛えていくというところでいうと、センスや能力があると思う」

▽(8位石井について)「体はそんなに大きくないが、上からしっかり投げきれる。変化球も器用に投げられている。独立リーグからNPBを目指す気持ちの強さ、向かっていく気持ちもある」