最速153キロの社会人NO・1右腕、トヨタ自動車・栗林良吏投手(24=名城大)が悲願のプロ入りだ。名城大4年の2年前は自ら「2位縛り」でドラフトに臨み、指名漏れ。社会人野球を経て、広島から1位指名で夢がかない「まさか単独というか、1位指名していただけると思っていなかった。うれしいというのが一番」と喜んだ。

大学日本代表では1学年下の森下とチームメート。「去年のドラフト1位の中では森下が一番活躍していると思う。自分がもう1回活躍することで、広島カープの株が上がる。自分も森下に負けたくない」と闘志を燃やし、「もし森下が新人王を取ったなら、2年連続で自分が取れようにやっていきたい」と言葉に力を込めた。

▽広島白武スカウト部長 高校生が少なかったが、即戦力に近い選手を取れた。(1位は)全員一致で最初から決めていました。伏せていたけど本当は早く決めていました。(今ドラフトは)90点をつけてもいい。