広島が5日、小窪哲也内野手(35)の退団を発表した。球団は来季の契約について話し合いを続け、現役続行を希望する本人の意思を尊重して自由契約という形をとることを決めた。

小窪は07年の大学生・社会人ドラフト3位で広島に入団。1年目から98試合に出場すると、シュアな打撃と内野全ポジションを守れる守備力で地位を築いていった。14年以降は代打の切り札として勝負強い打撃を発揮し、多くの若手が慕うリーダーシップでチームの精神的支柱となった。16年から選手会長としてチームを引っ張り、25年ぶり優勝に大きく貢献した。

一方で出場機会は徐々に減り、今季はここまでわずか2試合出場にとどまった。