86年バース以来の快挙は来季にお預けとなった。阪神大山悠輔内野手は最終戦まで本塁打タイトルに挑戦したが、届かなかった。

1位の巨人岡本を3本差で追い、前日10日から2戦連続の1番で臨んだが2戦連続無安打に終わった。大胆起用でサポートした矢野監督は「来季は(タイトルを)狙って取るところになってくると思う。最後ここまでこれたという自信は、あいつの中で芽生えていると思う」と成長を認めた。

プロ4年目は飛躍の1年となった。開幕は悔しいベンチスタート。三塁マルテの離脱で7月上旬から先発に定着した。116試合に出場して打率2割8分8厘、28本塁打、85打点。4番はチーム最多の65試合で務め、打撃3部門全てでキャリアハイを更新した。指揮官は来季を見据え「近本、大山が引っ張ってくれるチームになっていってくれたら」と、さらなる期待を寄せた。