巨人の「2代目若大将」岡本和真内野手が、24歳以下では98年松井秀喜氏以来22年ぶりとなる本塁打王、打点王の2冠を当確とした。ここまで31本塁打、97打点。タイトルを争ってきた阪神大山が28本塁打で全日程を終え、10日に最終戦を終えたヤクルト村上も28本塁打。打点王争いは大山が85打点で村上は86打点。現在27本塁打の丸が14日にDeNAとの最終戦を残しているが、岡本にとって初めてのタイトルをほぼ手中に収めた。

巨人の右打者が24歳以下で2冠を獲得するのは58年の長嶋茂雄氏以来62年ぶりの快挙。甲子園での阪神戦から帰京した原監督は、今季の4番としての活躍について「見事ですよ。成長したよ。若大将よ。ビッグベイビーじゃないよ」と称賛。岡本は例年より23試合少ない120試合制のシーズンで、3年連続の30本塁打超えを達成。14日の最終戦後のタイトル確定が間近に迫ってきた。