ヤクルトは11日、都内の球団事務所で上田剛史外野手(32)藤井亮太内野手(32)田代将太郎外野手(30)に来季の契約を結ばないことを伝えた。今後について、上田は「まだ何も整理がついていなくて、頭の中の整理がついていないという感じです」とこわばった表情で話した。

関西から06年高校生ドラフト3巡目で入団。今季は開幕1軍スタートで、53試合に出場し打率1割2分5厘だった。10日の最終戦広島戦(神宮)にも出場していただけに通告は衝撃だった様子。「単純に戦力になれなかったということ。悔いが残る」と言葉少なだった。守備固めや代走だけでなく、ベンチを盛り上げるムードメーカーとして、ベテランと若手をつなぐ存在感があった。「野球が好きなのには変わりはないから、野球ができるところがあればしたいと思う」と話した。