来季は3割30発や! 阪神大山悠輔内野手(25)がキャリアハイ更新とフルイニング出場を誓った。

4年目の今季は116試合に出場。自己記録を更新する打率2割8分8厘、28本塁打、85打点をマークした。本塁打王争いでは1位巨人岡本まで3本差の2位タイと大健闘。「自分のスイングを貫くという強い気持ちを持ってやっていた」と、1年を振り返った。

甲子園で参加した秋季練習では守備から打撃まで約7時間、みっちり汗を流した。5年目の来季へ、チーム内外の期待はさらに高まる。「今年の成績は来年、絶対に超えないといけないと思っています。今年やった経験を生かしていかないといけないと思う」。公式戦終了後の短いオフ期間も甲子園で打撃練習を行うなど、慢心は1ミリもない。自己記録を更新すれば、3割30本の大台到達も見えてくる。

今季未達成の目標も2年越しで目指す。昨オフの契約更改では自身初の「全試合フルイニング出場」を掲げた。しかし、助っ人マルテとの三塁手サバイバルに敗れて開幕はまさかのベンチスタート。「悔しさは強い。来年も今シーズンに出られなかった悔しさを持っていかないといけないと思う。来年はスタートから全試合フルイニング出場できるためにはどうしたらいいかをもう1回、考えてやりたい」。

開幕から主軸の役割を果たせば、今季逃した初のタイトル獲得もグッと近づく。大山が21年シーズンへさらに進化する。【奥田隼人】