日本ハムが今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す有原航平投手(28)と西川遥輝外野手(28)に対し、両選手の意向を容認したことが23日、分かった。

シーズン終了後に球団側はそれぞれと話し合いの場を持ち、チームの現状や両選手のこれまでの貢献度など、さまざまな観点から検討を重ねてポスティング申請を認める決断に至った模様。申請に必要な書類なども準備を進めているという。有原は近日中にも申請手続きに入る可能性があり、国内FA権も有する西川は申請期限の12月12日までにタイミングを計るとみられる。

両選手は昨年の契約更改の席で球団側にメジャー挑戦の意向を伝えていた。今季最終戦となった9日にも有原は「変わらないです」と話し、西川も「第一は、そうやって考えています」とメジャー挑戦の意思が変わらないと明かしていた。

同じシーズンに、同一球団から複数の日本人選手がポスティングシステムを利用すれば、史上初めてとなる。日本ハムでは17年オフに同システムを利用してエンゼルスへ移籍した大谷以来となる。投打の軸のダブル流出が現実味を帯びてきた。