阪神小野泰己投手(26)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、500万円ダウンの年俸1700万円でサインした。

18年に7勝を挙げたが、今季はプロ4年目で初めて1軍登板なしに終わった。「2軍でも思うような投球ができないことが多かった。本当に苦しいシーズンだった」と絞り出すように話した。それでも、みやざきフェニックスリーグでは先発に再挑戦し、26日のDeNA戦では6回2安打1失点(自責0)と好投した。

「最後にしっかり投球できたのは来年につながると思うので、そこは継続してやっていけるように。うまくいかないときでも『しっかり続ける』『逃げない』ということを平田(2軍)監督からもよく言われた。今年1年の経験を忘れずに、今後の野球人生につなげれば」。

今オフは鳴尾浜球場で自主トレを行う予定。「しっかりブルペンで投げ込んで走りこむ。もっともっと鍛えないといけない。休むことなくじゃないですけど、できるだけしっかり練習はやっていきたい」と来季へ向けて意気込んだ。(金額は推定)