ロッテ田中靖洋投手(33)が4日、来季の契約交渉を行い、800万円減の年俸2700万円でサインした。

今季は右肘痛のため、開幕から1カ月ほどで離脱。手術に踏み切った。「力になれなかったのが悔しいですし、優勝争いやCSを戦っているのをテレビで見るしかないのがつらい日々ではありました」。順調に回復し、10月末には2軍戦で実戦復帰している。

シュートなどの動く球で、打たせて取る投球が持ち味だ。一方で「小さい変化で勝負しているので、どうしても空振りを求められるところでなかなか厳しい、苦しんだ場面もありました」といい、新たな球種にも取りかかっている。プロ15年目を終えたが「まだまだ自分の中でチャレンジしたいこともあります」と貪欲だ。(金額は推定)