巨人坂本勇人内野手(31)が10日、来季もキャプテンを務めることになった。「来年も僕がキャプテンをやります」と明かし、チームメートに向け「若いだとか関係ないので、みんながチームのことを考えてプレーして、自分の成績だけにとらわれず周りを見ながらみんながプレーしてもらえると助かりますし、みんながキャンプテンという気持ちを多少は持ってほしい」と期待した。

15年に阿部(現2軍監督)から引き継いだキャプテンは来季で7年目となる。将来的に引き継いでほしい相手には「僕が決めることではないので」とした上で岡本の名前を挙げた。「今年の行動だったりを見てたら、自覚も出て責任感もってプレーしてるなと感じてたので。そういう選手はなかなか年下にいないので」と説明した。

この日は、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の5億円でサインした。今季は115試合に出場し打率2割8分9厘、19本塁打、65打点をマーク。11月8日のヤクルトとの本拠地最終戦では2000安打を達成した。「チームとしてはリーグ優勝するというのは、すごく大変なこと。それを達成できたということはほっとしてます。個人的には2000本というね。あんまり今年始まる前は意識してなかったんですけど、本数が少なくなればなるほど意識する中で達成できたので、個人的にもいい1年だったと思います」と笑顔で振り返った。

ポスティングシステムを申請した菅野については「たぶん人生でも一番大きな決断というか。そういうところに今いると思うので。ずっとチームに貢献してきた選手。どうなるかはわからないですけど、彼が選んだ選択に選手は背中を押すだけ。彼がメジャーでプレーしている姿を見たいとも、純粋に思いますね。でも、行かれても困りますけどね。そういう複雑な心境で彼の報告を待っています」と話した。(金額は推定)