21年シーズンのブレークが期待されるイチオシ選手を各球団の担当記者が紹介します。日本ハムからは吉田輝星投手(19)です。

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プロ3年目を迎えた日本ハム吉田輝星に注目だ。ポスト有原として、投手陣を引っ張っていく姿に期待がかかる。

昨年12月のファンフェスティバルでは、競技間の待機中に隣り合わせた有原と野球談議。その中で期待する言葉をもらった。契約更改時には「有原さんの穴を埋められるくらいのピッチングをしたい」と意気込んでいた。

有原には昨オフに鎌ケ谷で自主トレに励むころから、台頭を望む若手投手陣の核として期待を寄せられていた。吉田輝も有原を慕ってきた。10月22日、本拠地ソフトバンク戦の前日には初めてとなる強力打線との対戦に備え、打者の特徴や効果的なボールのアドバイスなどを求める姿もあった。

昨シーズンは5試合に先発したが未勝利。だが終盤にみせた投球には成長を感じる。10月29日のオリックス戦(札幌ドーム)では5回まで無失点。先発投手としてしっかりとゲームメークした印象がある。

レンジャーズと契約合意し、メジャー移籍が決定した有原の穴を埋めるために2ケタ勝利を目標に掲げる。有原から後を託されたと言っても過言ではない右腕は「来年自分は勝負の年だと思っている」エースの穴は俺が埋める。チームの顔として躍動している姿がみたい。【日本ハム担当=山崎純一】

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