起用法も矢野流の挑戦や! 3年目に挑む阪神矢野燿大監督(52)にコラム「虎になれ!」の高原寿夫編集委員が直撃する新春インタビュー。「日替わり捕手起用」から「消えた矢野ガッツ」まで少しだけ聞きにくいこともズバリ、聞いた。

  ◇   ◇   ◇

矢野監督は選手を名字以外で呼ぶことが多い。「リュウ」「セイヤ」というあれだ。それに対して一部から「子どもっぽい」という批判もある。星野仙一氏もそうだったように、これは特にめずらしくはないのだが矢野監督はテレビでも堂々と言うので目立つ。

「僕、学校の先生になりたかったんで。(選手とは)友達みたいな感じ。その中で監督をさせてもらっているだけ。少年野球みたいと言われることには何も思わないし、大したことではないと思います」

確かに矢野監督には「学校の先生」というイメージが合う。だが教師ではなくプロ野球の世界に入り、監督という厳しい立場にいる。負ければたたかれ、勝てば目立つのは選手だ。

「そうですね。高原さんにもよく指摘されるしね」。そう言って目を光らせたのはギクリとしたが、これは避けられないことだ。

昨年はコロナ禍により、プロ野球も大幅に取材が制限された。これはどのメディアも同じで読者はそのあたり、食い足りない部分も多かったかもしれない。今季どうなるかはまだ不透明だが、矢野監督、勝負と覚悟の3年目をしっかり追っていきたい。【編集委員・高原寿夫】

 

矢野監督「もちろん日本一に」/新春インタビュー1はこちら>>

矢野監督、捕手固定は昔の考え/新春インタビュー2はこちら>>

「矢野ガッツ」減少は自覚/新春インタビュー3はこちら>>

矢野阪神の究極はノーサイン/新春インタビュー4はこちら>>

矢野監督が去るベテランに思い/新春インタビュー5はこちら>>