中日ドラフト2位森博人投手(22=日体大)が、新年の誓いに「1軍定着」を立てた。最速155キロの即戦力右腕は色紙に力強く書き記し「戦力として1年間、1軍にいることが目標です。定着し続けたい」ときっぱり。日体大では先発、中継ぎを経験。昨秋の首都リーグでは最高殊勲選手に輝いた。与田監督は「大学でいろんな経験をしている。精神的にも強いものを持っている」と評価し、投手陣の底上げになると期待している。

大学入学時から球速アップを求めて体重を64キロから80キロまで増やした。スライダーとカーブ、2種類のカットボールを操るが、こだわるのはストレートだ。「持ち味は球速が出ること。球速は見ている人にも分かりやすいと思う。目標の160キロを投げられるようにしたい」。プロで自慢のストレートをさらに磨き、大台突破をにらむ。

愛知県出身で、豊川高までの18年間を過ごした。幼少期にナゴヤ球場で中日中里篤史(現巨人スコアラー)にもらったサインが宝物。憧れの人物と同じ背番号28をつけ、7日から思い出の球場に隣接する独身寮「昇竜館」でプロ生活の1歩目を刻む。【伊東大介】